以前に「日本が破綻する!?」ということを書きましたが
今回は、本当のところはどうなのかということについて
書いていきます。
前回、日本の借金と言っているのは政府の借金であること
貸し手は政府の子会社である日本銀行であることを最後に書きましたね。
つまり
英語:Government Debt
日本語:政府の負債
ということです。
英語って、はっきりしていますよね、どこのという部分が
わかりやすいです。
それで政府の負債つまり、借金ですが
1872年(明治5年)の時点での政府の借金と比べた場合
現時点(2015年)での政府の負債は何倍になっているでしょうか?
(名目値で)
今から146年前と比べてですね。
これがびっくり!!
3,740万倍です!!!
1872年当時の政府の負債は、2,800万円でした
それが現在は、1,000兆円以上です。
もちろん物価の上昇だとか
貨幣価値なんかも違いますけど
それを差し引いた
実質値でも、546倍なんですね。
ここで何を言いたいのかというと
個人や企業とは違い
政府の借金は増え続けていくということです。
そして、それは我々国民が豊かになっていくということです。
それはそうですよね、公共事業で道路や水道などもそうですし
電力だって政府から予算がでているんですから。
生活の基盤であるインフラ整備、災害から身を守るための防潮堤など
政府が支出することで実現しているんです。
公共事業を民間の企業がやったら・・・
そんなことそもそも私企業はしません。
それをすることで、利益はでませんから。
私企業は利益最大化が目標なんですからね。
政府が利益追求し始めたらまずいことになるのは
考えなくてもわかりますよね。
個人や企業で考えたら3,740万倍に負債が増えたとしたら
破産、倒産しますよね。
政府の場合は一般家計や企業とは全く違うということなんですね。
それはなぜか?
政府の場合は直接的ではないですが
お金を作り出す権利を有しているということです。
そして、日本政府の負債は100%円建てです。
このことから、「日本が破綻する」ということは
あり得ないことがお分かりになるかと思います。
だって、日本銀行は政府の子会社ですから
利子を払う必要もなければ、極端なことを言えば
返済しなくて良いからです。
結局、今の日本の状況で
国家破綻することは不可能です。
破綻したくてもできないということなんですね。
もちろん、破綻したくはないんですけど。
ちなみに、2017年末時点で
日本の対外純資産額は300兆円以上です。
これは、27年連続で世界一です。
いまだに日本は世界一のお金持ち国ということなんです。