なぜ、人は働くのか?

あなたは、なぜ労働するの? ライフ

いきなりですが、
まず質問させてください。
あなたは仕事をしていますか? 働いていますか?

私は、主婦だから仕事とは言えない
そう思う方もいるかも知れませんが
主婦も立派な仕事です。

家事などの場合のお仕事を
ちょっと難しい言葉で
再生産労働と言うんです。

再生産労働というのは、
直接生産活動には結びつかず
よって、直接報酬を受け取ることもないので
仕事と感じられないかも知れません。

それは、多くの人が
「仕事 = お金を稼ぐ」と考えるから
だと思うんですね。

仕事をする 働くというのは、
本来、誰かのために 誰かの助けになる
ということだと思います。

何かしらの労働をすると
必ず、その向こう側で、誰かのためになり
誰かが喜んでくれているはずです。

専業主婦または、専業主夫の場合は、旦那さんや奥さん
子どもたちなど、家族が喜んでいるはずですし

お弁当を作っている人だったら
そのお弁当で食欲を満たしている人たちが
喜んでくれている人でしょう。

大量生産のお弁当を作っている場合だと
直接、喜んでいる人(消費者)と
接する機会はないでしょうから

お礼を言われたり「美味しかったよ!」と
言われたりすることはないでしょう。

そのときに、必要になるのは想像力です。

自分の作ったお弁当を
誰かが喜んで食べてくれている。
その姿を頭に思い浮かべるための想像力です。

会ったこともない人が喜ぶ顔を想像する
これって、難しいですよね。

ただ目の前にある、与えられた仕事をしているだけ
そう感じると、虚しくなったり
自分のやっている仕事に、誇りや喜びを見いだせなくなり

なんのために働いているんだろう?
そんな疑問も湧いてくるかも、知れません。

現代人は特に、目に見えるモノ
触れられるモノだけに心を奪われている
そんな風に感じます。

でも、何かしらの労働に携わっているということは
必ず、その向こう側にあなたの労働によって
何らかのベネフィット(利益・恩恵・便益)を
享受している人がいるはずなんです。

主流派経済学の祖の1人と言われている
アダム・スミスは、その著書「国富論」の中で
分業による生産性向上を説いています。

確かに分業によって生産性は向上しましたが
細かく分業することによって、労働に対する充実感のようなものも
失われてしまったように思います。

僕らは、ある物事において
正の側面を享受すると同時に
負の側面の影響も受けているんですね。

個人的に経済学者としては、
アダム・スミスを、それほど評価していません。

僕は、ドイツ人経済学者である
フリードリヒ・リストをリスペクトしています。

その理由は、リストは正しい国家観をもって
経済について論じていたように感じるからです。

まあ、そんな小難しい話は、おいておくとして
家事などの再生産労働も含めて
なんらかの労働に携わるということは

個人の生活を支えるためという
ミクロな視点だけでなく

ひいては、国家の供給能力に寄与しているという
マクロな視点を持つことも重要だと思います。

なぜ、人は働くのか?という問に対しての
僕の答えは、「労働とは、個人の生活のためでもあり
最終的には、国家の供給能力である

というものになります。

国家にとって最も重要なのは、
お金ではなく、供給能力にあるんです。

下の画像は、明石海峡大橋ですが
どれだけお金があったとしても、建設する技術や重機や人
それらを供給する能力がない限り、建設できないんです。

発展途上国の問題は、お金でなく
供給能力が圧倒的に不足していることにあるんです。

国家全体の供給能力によって
政府が発行できる通貨量は、制限されている
んです。

僕の考えは、先に挙げたフリードリヒ・リストや
色々な方の考えに、インスパイアされたものです。

個人的な小さな悩みは、いっぱいあると思いますが
より大きなマクロ的視点を持つと

取るに足りない問題に見えてくるものです。
なぜ、人は働くのか?

この問に対するあなたの答えは、
どのようなものになりますか?

ぜひ、時間をとって考えてみてくださいね。

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