ベーシックインカムが導入できない理由

ベーシックインカムは導入できない理由 ライフ

 

ベーシックインカムという言葉を
聞いたことがありますか?

ベーシック(basic)というのは
「基本的な」というような意味ですね。

そして、インカム(income)というのは
「所得・収入」という意味です。

つまり、国家が
国民の基本的な所得・収入を保証する
そんな意味になります。

もっと、平易な言い方をすれば
国民の最低限の所得を政府が保証しますよ
そんな意味になります。

生活に必要な最低限の所得を
毎月一定額、政府が国民みんなに
給付してくれるということなんですが

どうでしょうか?
嬉しいですか?
嬉しいですよね。

そんな、ベーシックインカムの導入が
検討されたりしているワケですが
残念ながら、これを導入するのは
ちょっと難しいかなぁと思うワケです。

なぜ、ベーシックインカム導入が
難しいと考えられるのか
その理由を、これからお話しますね。

皆さんは、今のお仕事を
どうな風に捉えていらっしゃるでしょうか?

・生活のために仕方なく働いている
・生きていくためにお金が必要だから
・本当は働きたくないけど家族のために仕方なく

こんな理由で仕事をしている、あるいは
働いてる方が、ほとんどではないでしょうか?

実は、ここにベーシックインカム導入が
困難な理由があります。

政府が通発行する後ろ盾というか
通貨発行の担保は何だかわかりますか?

政府が通貨発行するための担保
それは、国民の労働なんです。

国民が働き、社会にモノやサービスを
供給する能力。

これを、生産諸力といったのは
19世紀の経済学者、フリードリッヒ・リストですが
現代的に言うと「供給能力」でしょうか。

少し考えて欲しいのですが
インフレーションとはどんな現象でしょうか?

インフレーション、短縮してインフレと言われますが
インフレとはどんな現象なのか。

これは、簡単に言うと
供給能力の不足です。

具体的に言うと
ベーシックインカムが導入された社会で
誰もが働かずに生活しているとします。

そんな中、誰もが欲しがる
ボールペンがあったとします。

でも、そのボールペンを
作っている会社は日本に1社だけ
しかも、従業員も2人だけ
そして、1日の生産量が1本だけです。

そうなったらどうなるでしょうか。
1日1本を巡って、日本中の人が
買い求めることになるんです。

最初は1本100円だったボールペンが
みんなが欲しがるあまり
いつの間にかボールペン1本が100万円。

これは、ちょっと極端にお話しましたが
こんなことが起こりうるということです。

これをハイパーインフレというんですね。

でも、同じようなボールペンを作る会社が
複数社あって、そこで働く従業員が
数百人単位でいたらどうでしょうか。

十分な数のボールペンが流通します。
そして、価格も安定するんですね。

このことから分かるのは
仕事をする、働くということは
個人で考えると
確かに生活のためかも
もしくは、お金のため知れません。

でも、もっとマクロな視点
日本という国家的な視点でみてみると
それは、国家の供給能力の一部なんです。

それが誰かの役に立っていて
国家の役に立っているということなんです。

これが、日本国憲法 第二七条 一項
すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う
と定められていることになるんです。

お金という価値観が
あまりにも優先させれ過ぎて
その価値観で、仕事を選んでいる人が
多いと思います。

仕事というのは本来
お金のためにするものではなく
寝食忘れて打ち込める
自分の好きなことでなければイケない
ということなんです。

できれば、死ぬまで続けられる
そんな仕事に就きたいものですね。

そんな中で、AIの開発が目覚ましい昨今ですが
このAIが進歩・発展することで
人の労働力が必要なくなるかも知れない。
そんなことにもなってきています。

人が労働することがなくなるということは
何を意味するんでしょうか?

ちょっと個人的な意見ではあるのですが
社会貢献しないということになると思います。

故・三島由紀夫は
生前こんなことを言っていました。

人間の生命っていうのは不思議なもので
自分のためだけに生きて
自分のためだけに死ぬって言うほど
人間は強くないんです。

すると、死ぬのも何かのため
ということが必ず出てくる
それが昔言われた大義というものです。

個人的に、三島の残した何かが
凄く大きなものだと感じます。

ベーシックインカムが導入されるためには
僕たち1人1人が、国家や個人の自由や
経済(経世済民)なども含めて学び

生きるということについて
今以上に、もっと深く考える必要があるのだろうと
そんなことを感じています。

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