下がり続ける実質賃金

貧困化し続ける日本国民 ライフ

日本では、1997年以降、実質賃金が下がり続けています。
でも、その実感があまりない
という人は多いですよね。

物価も下落し続け、生活への負担を
あまり感じずにこられたことが、その要因だと思います。

モノが安く変えると喜んだり
同じようなもので、安いモノを探すと
あっさり見つかったりしましたよね。

物の値段が上がらない日本と言われていました。

それが、原油などの輸入物価が高騰してきた煽りを受けて
物価が上昇し始めました。

失業率は、2%ちょっとと
それほど高くはないので、厳密な意味では違うと言えますが
景気後退と継続的な物価上昇
デフレとインフレが同時に進行するという
所謂、スタグフレーションといえる状態です。

物価が上昇しても、それ以上に所得が増えていけば
生活への負担をそれほど感じないんですが
現状、所得がまったく増えていきません。

では、実質賃金がどれぐらい下がってきたのか
グラフで見てみましょう。

1996年をピークに、上下しながら確実に下がってきています。
日本国民は、貧困化していますよね。
グラフにすると一目瞭然ですね。

コロナ禍が始まったことで、国民生活が苦しくなったわけではなく
90年代初頭にバブル経済が崩壊し、その後の政府の政策によって
デフレに突入、そこから始まったということです。

日本のデフレのはじまりは、典型的なパターンに該当します。

バブル経済というのは、実体経済で起こる現象ではなく
金融経済での現象です。

1千万円の土地が、来年には2千万円になると予想できた場合
1千万円の借金をしてでも、土地を購入する。

そして1千万円で購入した土地が、実際に2千万円になり
ただ土地を買って売っただけで1千万円の利益になる。

それを知った人たちが、まだまだ土地の値段が上がると見越して
2千万円の借金をして土地を購入する。
この繰り返しが、バブルですね。

ただし、バブルには終わりが来ます。
それは、購入した資産からの利益が金利を下回る
そう思った瞬間に、売りに回る。

資産のたたき売りが始まり、このまま土地を持っていたら
益々、損をすると思い、みんなで売りに回ることで
土地の価格がどんどん下がっていく。
これがバブル崩壊のプロセス。

バブルが崩壊して、土地の価格が暴落しても
土地購入のための借金額は、減らない。
当たり前の話ですが。

今度は、みんなで一斉に借金返済に走る。
それはもちろん、稼いだ所得の中から返済に回す分を増やす。

これらは、すべて金融経済でのお話です。
土地を買う・売るという行為は、誰の所得も生み出さないわけです。
(厳密なことを言えば、仲介した不動産屋さんなどの手数料は発生しますが)

土地というのは、誰かが生産したわけではないので
誰かの所得になるわけではありませんよね。

これと同じように、借金返済にお金を使っても
誰の所得も生まれないんですね。
これが、金融経済なんです。

つまり、借金返済に回ったお金は
誰の所得も生み出さないということで、需要が減っている
ということなんですね。

先のバブル崩壊では、個人も企業も
借金返済に躍起になったので、需要が減りに減った。

そして、政府も公共事業削減、消費増税によって
さらに、需要を減らしていったことで
デフレに突入したということです。

本来、政府がとるべき政策は、社会全体の需要を増やすこと。
それは、公共事業の拡大と実体経済を活性化させるために
減税することだったんです。

もう、お分かりだと思いますが
真逆の政策を政府はとってきたということです。

残念ながら、デフレに突入した後も、政府は逆の政策を
進め続けています。

デフレ脱却のためには、需要を増やすことが必要ですが
そのためには、政府支出を拡大することと減税すること
この2つが必要です。

ただ、政府は財務省が掲げるPB黒字化目標と
堅持し続けることで、支出の拡大ができない状態です。

PB黒字化については、こちらの記事をどうぞ!
↓↓↓
PB黒字化目標ってなに?

今のまま、政府の政策を続けていけば
ますます日本国民は貧しくなり、国家としても
発展途上国と化してしまうことになります。

僕らは、政府の政策によって
豊かにも貧しくもなるんですね。

経済や政治に興味・関心を持つ方が少ないですが
国民がどんな意識を持つかで、変わっていきます。
この国の主権者であることをお忘れなく。

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